蔵王エコーライン,磐梯吾妻スカイラインツー顛末

(最初に白状しますと、今回の表題には、若干誇張表現が含まれております。)


3連休の前に、福島在住の知人から耳寄り情報を貰ったのです。

「今、磐梯吾妻スカイラインの紅葉が見ごろですよ。」

震災以降、複数回に渡って東北ツーリングを敢行していますが、そういえば紅葉の浄土平を見たことはありません。

急遽メンバーに連絡をとり、残念ながらスケジュールが合うのは2人だけでしたが、速攻で宿に予約を入れてツーリング予定を立てました。




三鷹から距離にして300km強。
平常時で考えれば、最悪日帰りもできなくない距離ですが、そこは前回(茂木ツー)の教訓があります。


「行楽シーズンの高速道路はアテにできない。」


そこで、メインイベントである磐梯吾妻スカイラインは2日目の午前中に走る事にして、初日は適当な時間で宮城県か山形県に宿泊する事にしました。

結局、「磐梯吾妻スカイラインの紅葉が良いなら、蔵王エコーラインも良いに違いない」という安易な発想のもと、宮城県側から蔵王エコーラインにアプローチして、山形県側に宿泊することに。


初日の往路、余裕をもって出発したつもりでしたが、やはり東北道で大渋滞。
渋滞区間は極力一般道に下りる様にしていましたが(やはり二輪車こそETCは必須です)、待ち合わせ場所である白石到着は1時間遅れになってしまいました。
(ちなみに、よほどの事がないかぎり、すり抜けはしない(それなら一般道を行く)様にしているので相応に時間がかかります。)



この後に地獄が待っている事もつゆ知らず、呑気に白石城を見学した後、蔵王エコーライン越えで宿に向かいます。



・・・なんだこりゃ?

そう、蔵王エコーラインが、所謂「お釜見学」の大渋滞です。

微速坂道発信⇔停止の繰り返し。

ただでさえ重いFZ1のクラッチなのに、こんなに繰り返したら、左手の握力が上がってしまいます。
悪い事に、標高が高くなった上、日が落ち始めているので、気温は急激に下がり、さらに強風が我々を襲います。

・・・正直、かなり身の危険を感じました。(特に風が強烈で、真横から横殴りに来られると、バイクを倒しそうになります。

それでもなんとか耐え切って、お釜渋滞を抜けると・・・


すばらしい風景が!

・・・しかし、先の渋滞でかなり体力を奪われていたので、カメラを取り出して撮影する余裕は微塵もなく、結局、ヘルメットカメラのみの撮影になってしまいました。
(まさに、「今はこれが精一杯」)


2日目はメインイベントである磐梯吾妻スカイラインです。天気は快晴。申し分ない環境です。

・・・ところが・・・



また渋滞・・・


途中、パトカーや救急車が追い抜いていく場面もありました。恐らく上の方で事故があったのでしょう。紅葉の浄土平は見たかったですが、時間があまりに勿体無いので、残念ながら、今回は引き返して帰途につくこととなりました。



実は、磐梯吾妻スカイラインは、震災後、一昨年(2011年9月末)に一度来ています。

あの当時は、東北道はガラガラ(その代わり、他の高速は大渋滞)。磐梯吾妻スカイライン→レークライン→ゴールドラインもあまり観光客がおらず、かなり快適に走れた反面、心配したものでした。
(風評被害が広がる中、ライダー達が率先して東北を訪れているのは、同じライダーとして嬉しかった記憶があります。)

あれから2年。

渋滞で走れなかったのは非常に残念でしたが、観光客が戻って来ているのは喜ばしい限りです。

・・・でも、事故は起こさない様にしましょう。


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